プロセス内容
計測対象:
埋立地のガス井と、熱電併給プラントにつながるガス収集管における流量測定
計測箇所:
ガス井、ガス収集管
計測範囲:
通常、ガス井1ヶ所ごとに 0.2 m/s – 2 m/s 、ガス収集管では 30 m/s
プロセス圧力:
大気圧
プロセス環境:
最大で ATEX zone 1
メリット
安全性
あらゆる天候下(屋外)で安全かつ素早い測定が可能です。
経済性
データは携帯型端末に記録され、後から読み出すことができます。
汎用性
ヘンツ社の携帯型端末はアナログセンサを含めたさまざまな流量計を使用できます。
独自性
ATEX zone 1で使用できる分離型流量計です。携帯型端末でデータの解析と保存が可能です。ガスそのものを計測できるので、測定精度が大きく向上しています。あるいは変換曲線を用いて実測値から算出することも可能です。さまざまなガスに対応できるよう、端末には数種類の変換曲線が搭載されています。
アプリケーション
嫌気性の埋立地ガスは埋立地内部の酸素を消費して発生します。埋立処分場に貯蔵されるバイオマスは多段階の減炭反応を経て、主にメタン(CH4)と二酸化炭素(CO2)に分解されます。
メタンは極めて高い温室効果を持つガスの一つです。貯蔵せずに放出すれば、地球温暖化の加速は止まりません。そのため排出量は順調に減少しつつあります。同時に、埋立地から発生するメタンガスのデータ記録手法も改良されてきました。発生したメタンはガス井に集められて発電所に送られます。埋立地にはさまざまな構造のものがあり、メタン発生量を減らし続けるためにも全てのプロセスで記録をとらなければなりません。携帯型端末を用いてガス井の測定を行う一方、熱電併給プラントにつながるガス収集管での測定も必要です。